アラサー400mスプリンターの挑戦

400mに魅了されたアラサースプリンターのつぶやき集

400m選手にとっての加圧トレーニングの有効性について考察する

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400m選手と加圧トレーニング

腕や脚の付け根に専用のベルトを巻いて筋トレを行う加圧トレーニング。

最近はダイエット目的の一般の方にも浸透してきているトレーニングの1つです。

短時間かつ軽い負荷で大きな効果を出せるトレーニングなので、忙しい社会人の方に特に人気を博しています。

今回はこの加圧トレーニングが400m選手にとってどれだけ有効性があるか考察していきたいと思います。

 

加圧トレーニングの理論

今回の記事を読んでいただくにあたり、前提知識として加圧トレーニングの理論をある程度知っておく必要があります。

加圧トレーニングのことをあまり知らない方は、下記のリンクを参考にして加圧トレーニングの理論をぼんやりでも良いので理解してから読み進めて下さい。

 

kintorecamp.com

 

400m選手にとっての加圧トレーニングのメリット

1.大量の成長ホルモンを分泌できる!

まず1つ目のメリットは「軽い負荷でたくさんの成長ホルモンを出せる」ことです。

400mの練習は、とかくオーバートレーニングになりがちなので、軽い負荷で大きな効果を出せるならそれに越したことはありません。

加圧トレーニングなら、自重で行っても高重量でトレーニングしたときと同じくらいの成長ホルモンを出せるため、怪我のリスクを回避しながら筋肥大を起こすことが期待できます。

 

2.軽い負荷で乳酸トレーニングができる!

2つ目のメリットは「軽い負荷でたくさんの乳酸を出せる」ことです。

400m選手にとって乳酸を有効活用できるかどうかは死活問題。

乳酸を出すためには、普通は強度の高いトレーニングを行う必要がありますが、加圧トレーニングならこれも軽い負荷で行うことができ、怪我のリスクを回避できます。

また、ベルトを外した後に一気に血が筋肉に巡って酸素を供給できるようになるため、このタイミングで有酸素運動を入れてやると、乳酸の代謝率も向上させられる可能性があります。

乳酸の代謝率があがれば練習量も多くこなせるようになるし、試合で多くの本数を走っても疲れにくくなりますので、これは非常に大きなメリットであると考えられます。

 

3.さらに追い込んだトレーニングができる!

3つ目のメリットは、他のトレーニングと組み合わせることで「さらに追い込んだトレーニングができる」ことです。

例えば、ウェイトトレーニングだけでオールアウトをしようと思うと、高重量でたくさんのセット数をこなす必要がありますが、この時に補助の人間がいないとかなり危険で中々最後まで追い込みきれないことがあります。

しかし、最後の追い込み部分を加圧トレーニングにしてやれば、軽い負荷で危険なく最後まで追い込み切ることができるため、初心者でもオールアウトしやすくなります。

 

加圧トレーニングのデメリット

ここまでは加圧トレーニングのメリットについて書いてきましたが、次からはデメリットについても書いていきたいと思います。

 

1.最大筋力の向上は期待できない

1つ目のデメリットは、加圧トレーニングで「最大筋力の向上」は期待できないことです。

軽い負荷でも成長ホルモンがたくさん出るため、筋肥大の効果は出やすいのですが、結局大きなパワーを出しているわけではないので、普通のウェイトトレーニングに比べると最大筋力の向上率は低くなります。

もちろん、筋肉が太くなるのである程度向上はしますが、それでも最大筋力の向上という点だけで見れば、普通にウェイトトレーニングを行ったほうが圧倒的に効率が良いといえるでしょう。

 

2.やりすぎると無駄な筋肉がついてしまう

2つ目のデメリットは、やりすぎると筋肉が太くなりすぎる可能性があることです。

いかに省エネで走りきれるかが至上命題の400mにおいて、無駄な重りとなる筋肉をつけることはできるだけ避けたいところです。

しかし、加圧トレーニングをやりすぎてしまうと、腕や脚が太くなりすぎてしまい、走る時に振り回しづらくなってしまう可能性があります。

これでは省エネの走りとはかけ離れしまいます。

いくら加圧トレーニングのメリットが大きいといえど、やりすぎは禁物でしょう。

 

400m選手が加圧トレーニングを活用する際のポイント

ここまで読んでいただければ分かる通り、非常に効果の高い加圧トレーニングですが、やはり過信をしすぎるのはよくありません。

もし本格的に自分のトレーニングに組み込んでいくとすれば、他の練習と上手に組み合わせて行っていくのが最も良い利用の仕方でしょう。

例えば、上述したように高重量のウェイトトレーニング後にさらに追い込むために加圧トレーニングを利用したり、アクティブレストとして軽めの加圧トレーニングや加圧ストレッチを行うことで、普通より早く筋肉を回復させて次のトレーニングにつなげることもできます。

 

うまく利用できれば非常に効果の高い加圧トレーニング、是非皆さんも機会があれば練習メニューに組み込んでみて下さい。