読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アラサー400mスプリンターの挑戦

400mに魅了されたアラサースプリンターのつぶやき集

実は逆効果!?空腹状態でのトレーニングの危険性を考える

僕達のような社会人の場合、トレーニングを行う時間は仕事を終了してからになる場合がほとんどだと思います。

定時で帰れればそれにこしたことはないですが、なかなか毎回都合よく定時に帰れるわけもなく、結果トレーニングを行う時間がすごく遅くなるというパターンが多いと思います。

そんな時、夕食を摂らず空腹状態でトレーニングを行っている方がたまにいますが、実はこれ、トレーニング効果が薄いばかりか下手したら逆効果になる場合があります。

今日はそんな「空腹状態でのトレーニングの危険性」について考えたいと思います。

 

 

空腹状態でのトレーニングは筋肉を分解してしまう!?

空腹状態であるということは、身体の中の血糖値が低い状態であるとも言えます。

血糖値が低い状態でトレーニングを行うと、身体の中では一体どのようなことが起こるのでしょうか。

 

運動、とくにスプリンターが行うような強度の高いトレーニングは筋肉の中に蓄えられているグリコーゲン(筋グリコーゲン)を分解してエネルギーを出しています。

しかし、空腹状態(低血糖状態)であると、トレーニングに必要なエネルギーに対して筋グリコーゲンの量が圧倒的に足りなくなってきて、さらに低血糖状態になります。

極度の低血糖状態というのは身体にとって命にかかわるとても危険な状態なので、身体はそれを避けるために体内の血糖値を無理やり上げようとします。

さて、この筋グリコーゲンが足りない状態で血糖値を上げるために、身体は一体どこから別のグリコーゲンを持ってくるでしょうか?

 

答えは肝臓です。

 

膵臓から副腎皮質ホルモン(正確にはグルコガンというホルモン)が分泌され、それが肝臓内に蓄えられていたグリコーゲンを分解して血液中に放出することによって血糖値を上げようとするのです。

しかし、ここで出てきた「副腎皮質ホルモン(グルコガン)」が実はトレーニングにおいて厄介な存在なのです。

なんとこのホルモン、肝臓のグリコーゲンを分解するのと同時に、筋肉のタンパク質をアミノ酸に分解してしまいます。

しかも、このアミノ酸はなんと運動中のエネルギー源として使用されてしまうのです!

 

貴重な時間を割いて行っていたトレーニングが逆効果だった!?

つまり、

「空腹状態でトレーニングを行う=キツイことをして身体を弱くする」

という行為なのです!

 

なんという本末転倒な結論。。。

 

時間のない我々社会人が、血も滲む思いで作り出した貴重な時間。。。

そんな大切な時間に行っていたトレーニングが、効果がないどころか完全に逆効果になってしまうなんて。。。

なんて酷い仕打ち…!!

あまりにも悲しい現実…!!

ただでさえ怪我しやすい身体に鞭打ってトレーニングしてるのに、自ら身体を壊していくなんてあまりにも悲しすぎる…!!

 

空腹状態を避け、貴重な時間で効果的なトレーニングを行うためには!?

当たり前の話ですが、もしトレーニング前に食事ができるならしっかり食事をしましょう。

仕事を終えてからトレーニングをするまでの時間がない場合は、仕事中にうまく栄養補給するように心がけるだけで低血糖状態でのトレーニングを避けることができます。

たとえば、休憩がてらにコンビニでおにぎりやパンを買って食べるだけで全然違ってくると思います。

同時にヨーグルトなどの消化吸収の良いタンパク質なども一緒に摂っておくと尚良いでしょう。

この程度の買物と食事なら、10分程度あればできるはずですので、どれだけ忙しい人でも可能な取り組みだと思います。

このようなことをキチンと行うか行わないかでトレーニングの効果が大幅に変わってくるのならやらない手はないと思います。

 

食事はトレーニングのどれくらい前にとっておけばいいのか?

普通の食事であれば消化吸収に時間がかかるので、食事から2〜3時間は時間を空けてトレーニングを行った方が良いでしょう。

胃の中に何かモノが残った状態でトレーニングを行うのもそれはそれでトレーニング効果が半減しますので、いくら低血糖を防ぐためとはいえ、トレーニング直前に食事をするのは良くありません。

 

どうしても仕事中に間食が摂れなかった場合や、食事量が少なすぎてどうしてもお腹が空く場合は、バナナやゼリー系のドリンクなど消化の良いものであれば30分〜1時間前程度でも大丈夫でしょう。

仕事が終わってからすぐにコンビニでこういったものを買って食べておけば、帰宅してトレーニングの準備をしている間に30分や1時間くらいならすぐに経過すると思います。

 

トレーニング中にスポーツドリンクを飲むのも有効な手段です。

スポーツドリンクの中にも糖分が入っており、体内への消化吸収も早いですから結構おすすめです。

ただし、スポーツドリンクを過信しすぎるのもよくありませんので、食事を摂れるようであれば食事をしっかり摂ってからトレーニングを行うのが望ましいです。

 

貴重な時間をムダにしないために…

学生時代と違い、練習時間を確保するだけでも難易度が高い我々社会人が、その中でより効率的にトレーニングを行っていくためには本当に多くの工夫が必要になってきます。

しかし、そういった制約を乗り越えて目標に向かって努力していくことが社会人アスリートの醍醐味であると思っていますので、これからもたくさんトレーニングについて勉強をしながら、皆さんのお役に立てるようなことも発信していきたいと思います。